まず初めにEP1建設時に製作した電力コネクタをみる。自動着脱される電磁石の供給電力は、最大のもので直流約3000 A-200 V程度である。ビームラインで使用される電磁石は、ほとんどが二次粒子生成標的への陽子の輸送、及び、二次ビームラインでのビーム輸送用であるから直流運転することが一般的である。そのため、電流値は大きいが、電圧は放電等を特に気にかける程度ではない。電力のコネクタも電磁石設置の際の電磁石自重を利用して、接続を行なうとしたため、鉛直上下の方向の動きをその着脱に利用している。最後に現在開発中のコネクタを紹介する。