最終的にEP1に採用したのが、図3.8-3.10に示すプラグ型のコネクタである。圧着式の利点を生かし、上下方向に挿抜出来、そのたび毎に自己クリーニング効果を持つ。接触子をスプリングで固定しているため多少(電磁石アライメントピボットの範囲内)の軸ずれに対しては問題無く接触を維持することが出来る。写真のものは1個3000 Aの直流電流に対応している。図3.8にはこのプラグ式のコネクタの接続される模式図を示す。 図中1.はビームライン架台側プラグ、2.接触子、3.接触子を束ねるスプリング、4.架台側ブスバー、5.ブスバーと床面台との絶縁セラミックス板である。