次に製作したのが、図3.7に示すスライド式のコネクタである。前述の圧着式の水平面へのコンクリート片の落下をなくすために、スライド式では接触面を縦に配置している。圧着式は水平な自由度を持つのに対して、スライド式は上下の深さ方向の自由度と図中での左右の垂直な自由度を持つ。そのため電磁石のアライメント機構による設置誘導精度が重要となる。