Next: 3.1.5 まとめ
Up: 3.1 SYとKHでのクイックディスコネクトの考え方
Previous: 3.1.3 信号
真空もまた、冷却水と並び最も困難なQDでる。
- 有効口径20 cm(丸型、一次ビーム用)
- 有効口径30 cm(丸型、二次ビーム用並びに一次、二次の偏向磁石用)
- ガスケットはメタルガスケット
- 到達真空度はロータリー真空程度
- 真空引き口並びにリークポートを兼用していること
- 手動の場合の結合、解除時間は一回路あたり30秒程度
現状では北カウンターホールのQDでも採用されたIHI社のピローシールと、新アイデアによるラジアルシールが検討されている。ラジアルシールは現在試作中である。これらとは別に、二次ビーム用に、現行のKEK-Kフランジ用のクランプチェーンとメタルガスケットが開発済みである。クランプチェーンはK260,K310が製品化されているが、K370も引き続き製品化される予定である。
Next: 3.1.5 まとめ
Up: 3.1 SYとKHでのクイックディスコネクトの考え方
Previous: 3.1.3 信号
Yoshinori Sato
平成14年9月11日