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最も困難なQDが冷却水(高圧純水)のQDであろう。満たすべき仕様としては
- 常用圧20気圧
- 口径2インチ
- ガスケットはメタルガスケット
- QD時の漏れ量は、一回あたり100 ml程度
- 手動の場合の結合、解除時間は一回路あたり30秒程度
などが重要である。現状では北カウンターホールのQDでも採用されたIHI社の倍力機構付き抱き付きコネクターと、バヨネット式のカプラ型コネクターが検討されている。カプラー型は現在試作中である。
これらとは別に、ビームライン直近での使用のために、全金属のボールバルブをテスト中である。いわゆる軸封止型のゲートバルブも、軸受け部分を低摩擦金属(デバメタルなど)に交換することにより、使用できる可能性がある。ただ迅速な操作という点では難がある。
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Yoshinori Sato
平成14年9月11日