next up previous contents
Next: 6.2 遮蔽体と気密構造 Up: 6.1 既存の遮蔽体の再使用 Previous: 6.1.2 スイッチヤード内の遮蔽体

6.1.3 K-hallの遮蔽体

K-hallでの既存の遮蔽体利用は、打ち込みコンクリート遮蔽体の上部で使用されることが期待されているが具体化は進んでいない。これはコンクリートブロックや鉄ブロックで遮蔽するべき一次ビームラインの開口部の幅が最終的に決まっていない事、二次ビームラインのデザインが検討中であるため打ち込みコンクリートの形状が決まらないためなどによる。しかし建設コストの制約から既存の遮蔽体の形状を利用し、全体の遮蔽を構築することは不可欠と思われる。モックアップを用いたシミュレーションで検証し、実施可能か決定したい。 打ち込みコンクリートに埋め込む鉄遮蔽体については放射化しているため、設置前には放射線管理区域となっている必要がある。現在の予定では建物完成後、放射線管理区域とし、放射化した鉄ブロックを含む遮蔽体を埋め込む案が有力となっている。この場合の問題は電磁石等を設置可能になる時期が数ヶ月遅れることである。


next up previous contents
Next: 6.2 遮蔽体と気密構造 Up: 6.1 既存の遮蔽体の再使用 Previous: 6.1.2 スイッチヤード内の遮蔽体
Yoshinori Sato
平成14年9月11日