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Heリークテストをベローズ及びダイヤフラム内圧とで測定した。しかし、結果は中間排気のない場合真空度がそれぞれ1.5 torrと0.55 torrまでしか到達出来ず、シール性能が不十分であった。
次に、中間排気を行った場合の真空度の向上性を試験した。
ダイヤフラムの内側をターボ分子ポンプ(50l/s)で排気し、ダイヤフラムの中間排気にはロータリーポンプを使用した。中間排気が行われた場合は
torrと明らかに向上した結果が得られた。また、Heリークレートは中間排気時、約
であった。しかし、設計性能を満たすに至らなかった。
そのため、次の点を検討の上、再度、製作を行なった。
- SUSホイル溶接時に生じるベースフランジの歪みを抑える。
- 更に、ダイヤフラムと対向フランジとの面圧の均一性を上げるために、対向面バイト仕上げ指示を6.3 sから0.8 sにする。同時に、シール表面の仕上げ精度もあげる。
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Yoshinori Sato
平成14年9月11日