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6.6.3.3 原子核素粒子実験施設におけるインターロック案

原子核素粒子実験施設では全体制御のインターロックがPPSとMPSに分離する以前に12 GeV-PSにおけるカウンターホールでのインターロックを踏襲した案を示した。その後、全体制御のインターロックがPPSとMPSに独立構築されることになったため、原子核素粒子実験施設でも、それに合わせたシステムに構築する必要がある。システム構築にあたっての前提条件として、以下の項目がハドロンビームライングループ内で了解されている。

  1. パーソナルキーはスイッチヤードの搬入棟とK実験室の2ヶ所の出入管理室に設けられ、いずれかの出入管理室よりスイッチヤードとK実験室に立入可能。ただし、入室した場所から退出しなければならない。
  2. 50 GeV-Ringとスイッチヤードは非常ドア付隔壁で分離し、通常は人の往来をせず非常時のみ使用するドアとする。ただし、加速器が長期運転休止の場合のこのドアの運用方法は加速器側と協議する。
  3. スイッチヤードとK-hallはドア付の隔壁で分離される。
  4. 50 GeV-Ring運転中はスイッチヤードに立入できない。
  5. スイッチヤードの退避確認が50 GeV-Ringの運転許可条件に入る。
  6. K-hallの一次ビームラインには50 GeV-Ring運転中も条件によりK-hall側入口から、また、一次ビームラインの遮蔽体を開放することを可能とする。


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Yoshinori Sato
平成14年9月11日