next up previous contents
Next: 3.5.2 MIケーブル Up: 3.5 信号用コネクタ Previous: 3.5 信号用コネクタ

3.5.1 EP1建設時

北カウンターホールEP1建設時において、電磁石用温度スイッチと冷却水差圧スイッチを放射線レベルの高いビームラインから、メンテナンストンネルのインターロックボックスまでを自動で着脱するコネクタを製作した。考慮した点は、既存のセンサー、装置を生かすためバヨネットロックの丸型コネクタ(FCI製G6A18-22SNE-JGとG2B18-22PNE-JG共に22極)を使用することである。図3.17はその22極丸型コネクタのインシュレーター部分をアルミナセラミックスに置換え全無機材質化したものである。

図 3.17: セラミック絶縁材に置換えた22極丸型コネクタ(右の絶縁材が白いもの)
seramicbayonet.jpg

このコネクタを基本に図3.18に示すような上方から圧接するタイプのスプリングコンタクトピンを利用した信号接続板(44極)を製作した。スプリングコンタクトピンで電気コンタクトを行なう様子を図3.19に示す。それぞれの部品は、1.スプリングコンタクトピン(定格3A)、2.六角ボルト、3.と4.はセラミック絶縁板である。

図 3.18: スプリングコンタクトピンの模式図
springcontactpin.jpg
図 3.19: 丸型コネクタが2セット(44極)が同時に接続される。写真は実際にビームラインに設置したところ。
springcontactpinconnect.jpg


next up previous contents
Next: 3.5.2 MIケーブル Up: 3.5 信号用コネクタ Previous: 3.5 信号用コネクタ
Yoshinori Sato
平成14年9月11日