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7.1.1 モックアップ

7.1のように、ビームライントンネル内のターゲットに近い場所を想定してコンクリートシールドを設置した。コンクリート下部には $500\times 500~mm^{2}$のトレンチがある。K-hallには電磁石を分割することなく一度に吊れるように、40トンのクレーンを設ける。ビームラインに設置する磁石は30,40トンクラスの磁石が多いので、磁石下面で重量を受けることとした。設置は図7.2に示す通り、磁石下面とガイドを製作し、クレーンで一気に上から落としこむ方法を採用している。図7.1の赤い鉄の上に電磁石を設置する。床とコンクリートシールドの壁を基準として磁石設置の位置を決める。その上に高さ、位置調整用ピボットつき鉄板を置いた。この鉄板と磁石はピボットで簡単に着脱でき、0.1 mm以下の設置精度を達成できる。図7.1に見える赤鉄の上に、磁石と磁石を設置するためのガイドを考えるためスペースを設けた。この磁石設置方法については、7.3節で述べる。放射化した空気はできるだけ少なくするのが原則であるため、磁石と設置用ガイドのためのスペース以外はシールドで敷き詰めることになる。

図 7.1: モックアップシールド構造
mockupshield.jpg
図 7.2: 電磁石アライメント用ガイド構造
mockupguide.jpg


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Yoshinori Sato
平成14年9月11日