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6.6.3.1 入退出管理システム

  1. 管理区域の出入管理
     管理区域の出入り口の扉に電気錠を設置し、個人識別用媒体による解錠操作で入退域を行う。搬入口、非常口等の通常使用しない出入り口については、施錠管理方式を採用する。個人識別媒体は、GB(原研における個人線量計:KEKでのルクセルバッチに相当)の着用チェックをかねるため、GBにID素子を組込み、非接触で識別可能なシステムを採用する。
  2. インターロック区域の出入管理
     大強度陽子加速器計画における加速器トンネルは汚染管理区域として取り扱われ、かつ加速器構築物が高放射化されることが懸念される。従って入域者は、パーソナルキーとともにアラーム線量計(以下APDと略す)を必ず着用するシステムを採用する。図6.10に入退域フロー図を示す。ゲートモニターを通り入域した作業者は、GBをIDリーダーにかざすことにより、指定されたAPDとパーソナルキーを抜き取り、パーソナルキーでインターロックドアを開錠しトンネルに入域する。作業終了後、パーソナルキーとAPDを返却しゲートモニターで汚染のないことを確認し、退域する。なおこのシステムでは、運転中でもゲートモニターの中には入れるが、運転中はインターロックによりパーソナルキーは抜取り出来ない。また混乱を避けるために、運転中はゲートモニターで入域を禁止することも可能であるが、ゲートモニターは飛び越えることも可能であり、インターロックドアとしては取り扱わない。
図 6.10: 原子核素粒子実験施設入退域フロー図
inoutflowchart.jpg


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Yoshinori Sato
平成14年9月11日