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6.6.1.1 はじめに

まず我々の制御に関する哲学を述べる。これらは、いままで長年にわたり東、北両カウンターホールにおける遅い取り出しビーム実験施設を運転し、またニュートリノビームラインを設計、施工、運転し、長基線ニュートリノ振動実験を世界で初めて成功させた経験に裏打ちされたものである。

上記を実現するためには、実験室にローカルコントロールを設け、そこが主導権を持って実験室の機器全般の制御を行うことが不可欠である。ビームの受け渡しに関するビーム品質の保証と安全性の確保は、加速器主コントロール(中央制御室)との密接なコミュニケーションをはかることにより解決可能である。


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Yoshinori Sato
平成14年9月11日