大強度陽子加速器施設は、日本原子力研究所東海研究所に建設されるため、施設設計は法及び東海研究所予防規定の値に基づいて行われなければならず、空間線量率等については、東海研予防規定の概ね1/2(事業所境界は1/20)の値が施設設計目標値として定められている。管理区域等に係る施設設計目標値を表5.1に示す。
実際の管理区域境界の線量率評価等においては、Moyer Model、Teschの式等の簡易計算法を用いる。但し、0度方向等簡易計算法の適応範囲外や、複雑な放射線線源に基づく評価等においては、例えばMARSコード等のモンテカルロ法を用いることとなっている。